気がきくということ

今月のトピックは

「気が利く」とはどういうことなのか?

私の考える「通用するビジネスパーソン」として必要なスキルの一つだと考えてます。

なぜ気が利くことが「通用するビジネスパーソン」の必要条件なのか?

例えば考えてみて欲しい。
上司から、現場の方から、お客様から経費精算のエクセル表の提出を
求められた時。

同じエクセルを提示しているのでは、やはり気が利いてませんよね。

上司、現場の方はもちろんIT従事者なので、

tomcat導入 5、000円

と書いても問題ないでしょう。しかし、これがお客様ならどうでしょう。
お客様からしたら、tomcat ? 猫の種類? はて?

となりますよね。
するとここではお客様に対しては

サーバー構築費用
    tomcat導入 5、000円

と書かなければ、パッと見でわかりませんよね。
そうでなければ、お客様にtomcatの説明を求められ、説明する時間を取られてしまいます。こういった積み重ねが会議やミーティングに時間を費やす原因にもなりますし。

会議を一時間や二時間してるサラリーマンは
ダメなビジネスマンですからね(笑)

更にいうとプログラマーはなおさら一番気を利かせられる人間でなければいけないと考えてます。
めちゃくちゃコーディングが早くて3人/1日作業を一人で二時間でやれる。
誰も知らないようなライブラリを全て知り尽くしている。などの人材付加価値があるのであれば良いのですが、そんなものはこの業界に15年といないと生まれて来ないんじゃないかなって思います。

ぶっちゃけコーディング力なんて、目に見えるほどの差異は希薄だと思います。

では若い人がお客様に「こいつできる!」や「この人と仕事がやりやすい」、
「この人が良い!」と思っていただくために自分は何ができるのか。

それが気を利かせるということなんですよ。
けれど、気をきかせるってなかなか簡単なことではないですよね。

ズバリ!私の考える「気を利かせられる人間になるためには」は

・人間観察力

これが最低条件であり、ほとんど全てだと思います。
お客様はどういう人間なのか観察する。
現場の人はどういう人なのか観察する。等考え、
その人は何を求めるのか? 次に何をするのか? そういったことを考えるだけでもだいぶ変わってくると思います。

二日酔いの上司を見て、「あー辛そうだな、これは二日酔いだな、きっと喉乾いてるな」と考え、アクエリアスを買ってきてくれる

そんな社員を嫌いになる人は、まずいないと思います。

エンジニアなんだから、技術や仕事で気に入られろ!と言われるかもしれません。

しかし、やはり私は、人と仕事をする以上、良好な関係を構築するのは大事なことだと思います。

関係が築けるから人材価値が上がるとは考えませんが、良い関係を築けないことで損する可能性だって十分あると思います。

だから私は、相手を気遣える、気の利いたエンジニアになりたいと思います!

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